ラームカムヘーン王碑文 – 近代国家形成の指針となった疑惑の文献

1833年、タイの国王ラーマ四世がスコータイで発見した『ラームカムヘーン王碑文』。タイ族最初の王朝、スコータイ朝の様子が書かれた文献とされるが、1986年、学者から四世による偽作説が唱えられた。では、なぜ四世は偽作する必要があったのか。そこには、近代的な国家形成に向けたアイデンティティ創出という役割があったとみられる。